小学1年生の秋から不登校になっている娘が、WISC(ウィスク)検査を受けたので、その結果について書いていこうと思います。
不登校小学2年生のウイスク検査について
娘の不登校のことで、心理カウンセラーさんに何度か相談しています。
そのなかで、1つの提案としてWISC(ウィスク)検査を受けてみないかということでした。
WISC(ウィスク)検査という初めて聞く言葉に戸惑いましたが、不登校解決の糸口になるかもと受けることにしました。
ワーキングメモリが低いという検査結果
検査の結果、ワーキングメモリが低いということでした。
「ワーキングメモリって何・・・?」初めて聞くワードに少し不安になりました。
心理師さんからは「検査結果から見る娘の特性」を丁寧に説明して頂きました。
普段の娘の様子で、忘れっぽいところがあったり不注意が多かったので、心理師の説明には妙に納得してしまいました。
ワーキングメモリとは?
ワーキングメモリとは「必要な情報を一時的に記憶したり処理したりする能力」のことです。
入ってきた情報を脳の中でメモ書きにして、必要な情報を整理し、いらない情報を削除しています。
ワーキングメモリは、物事を同時に考えたり、覚えたりするときに使うメモ帳のようなものですね。
ワーキングメモリは人によって容量が違います。
容量が大きいほど、一度にたくさんの情報の処理をすることができるんです。
ワーキングメモリが低い人の特徴
ワーキングメモリが低いとどうなるんでしょうか。
ワーキングメモリという言葉を初めて聞いたという人も多いかと思います。
私もネットや本で調べたり、心理師の先生や支援の先生からワーキングメモリについて教えていただきました。
ワーキングメモリが低い人によくみられる特徴があることが分かりました。
忘れ物が多い
ワーキングメモリが低いと忘れ物が多くなります。
ワーキングメモリが低いと、情報を覚えておくことが難しいため、最初に聞いた内容を忘れやすいようですね。
持ち物を覚えていても、ふとしたことで急に忘れてしまう事があります。
また、頭の中だけで整理しようとすると必要なものが分からず「結果的に忘れてしまう」ということもあるようですね。
計算や読み書きが苦手
ワーキングメモリが低い人は「計算や読み書きが苦手」という特徴があります。
記憶できる容量が小さく、処理するスピードが遅いんです。
その結果、授業のスピードについていけず、計算や読み書きが苦手になってしまう事があります。
集中力が続かない
ワーキングメモリが低いと、集中力が続きません。
情報を整理することが苦手なので、長い話を聞いているとわからなくなってしまいます。
分からないことを聞いているのって、つまらないですよね。
その結果、集中力が途切れやすくなるんです。
同時進行ができない
ワーキングメモリが低い人は、一度に複数の作業をこなすことが苦手です。
複数の情報を頭の中で整理するのが難しく、何をしたらいいのか分からなくなってしまいます。
また、同時進行だけでなく、初めに伝えたことを忘れてしまい、別のことをやっていたなんてこ
てこともあるようです。
不登校の娘のWISC(ウイスク)検査の結果に納得
娘のWISC(ウイスク)検査の結果を聞いて、私の中で腑に落ちたところがありました。
あ~やっぱり!そうだったんだ!と妙に納得してしまいました。
忘れ物が多かった
娘は忘れ物が多かったんです。
娘の小学校では毎日の朝の会の時に「ハンカチチェック」というのがあります。
ハンカチを持ってきているかチェックするやつですね。
後から知ったことですが、かなりの確率でハンカチを忘れていたようです。
前日に「明日は忘れないようにする」と用意しているんですが、朝になると忘れてしまうという事の繰り返しでした。
本当は私も一緒になって、チェックしてあげないといけなかったんですよね。
泣きながらやった足し算引き算カード
娘はとにかく計算カードが苦手でした。
1年生では誰もが通る道ですよね。
タイムを計って、毎日カードに記録するという宿題がありました。
ただ、なかなか早くならず、やっていくうちに「この数字何だっけ?」というようになり、最終的には泣きながらやっていました。
上の子どもたちも見てきているので、「この子は何かおかしいぞ」と違和感を感じていました。
検査結果をきいて、やっぱりそうだったのかと納得しました。
文章問題が解けない
ワーキングメモリが低い娘は、文章題がとっても苦手です。
問われていることを覚えておくことが難しいため、何を聞かれているのか分からなくなってしまう様です。
また文章問題だけでなく、私が言うことも伝わりづらいことがよくあります。
話が長くなる場合には、結論を先に言うなどの工夫が必要です。
「簡潔にわかりやすく」を意識して伝わりやすい工夫をしています。
同時進行で物事ができない
娘は、同時進行で物事ができない場合があります。
これは、ワーキングメモリが低い子どもによくある特徴です。
たとえば「先生の話を聞きながらノートをとる」事ができなかったり、凄く時間がかかる場合があります。
また、一度に複数の指示を与えられるとわけが分からなくなってしまいます。
一度に与えられる指示は1つまでにするなど、こちらが気を付けてあげると理解しやすいです。
耳から入る情報が入りにくいという特徴
娘は耳から入る情報を処理することが苦手だという結果も出ています。
逆に、目から入る情報は入りやすいという特徴を持っています。
足し算や引き算をするときに、いつも時計を見て計算していたんです。
なんでかなぁと思っていました。
苦手だけど、自分が解きやすい方法を見つけてやっていたんだなと後になって分かりました。
不登校校小学2年生WISCウイスク検査を受けたのまとめ
この記事では、小学校2年生の娘が受けたWISCウイスク検査の事について紹介してきました。
娘はワーキングメモリが低いという結果がでました。
- 忘れ物が多い
- 計算や読み書きが苦手
- 集中力が続かない
- 同時進行ができない
ワーキングメモリが低いことで、娘は学校での生活に困っていたことは確かです。
それが不登校につながったのかもしれません。
親として、今できるサポートをしていきたいと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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