子どもの不登校はある日突然やってきます。
文科省が2023年10月に発表した、小中学生の不登校者数が過去最多の29万9,048人となりましたね。
この記事を読んでくれているあなたは、子供に「学校に行きたくない」と言われて焦っているんではないでしょうか?
突然やってくる「学校に行きたくない」に親がどう対応したらいいのか?
この記事では、学校に行きたくないと言われた時に「親がとるべき対応9選」を実体験と反省をもとに書いています。
よければ、最後まで読んでみてくださいね!
学校に行きたくないと言われた時の親の対応9選!
どんな家庭でも、誰にでも不登校は起こる可能性があります。
子どもに「学校に行きたくない」と言われたらどうしますか?
大抵の場合「何言ってるの?行かないとダメだよ」などと言ってしまうのではないでしょうか?
子どもが学校に行きたくないと言った時、親としてどのように対応すればいいのでしょうか。
子どもの気持ちを理解し、適切にサポートしてあげたいですよね。
ゆっくり休ませる・無理に行かせようとしない
まずは、学校を休ませてあげましょう。
「休みたい」と打ち明けてくれた子どもの思いを、しっかりと受け止めてあげてくださいね。
子どもに「学校に行きたくない」といわれたら、誰だって動揺してしまいますよね。
しかし、子どもは簡単に「学校に行きたくない」と言っているわけではないんです。
限界まで頑張った結果の「行きたくない」なので、まずは本人の気持ちを第一に考えて欲しいです。
親としては、
- 休む癖がついてしまうかも・・・
- 逃げる癖がついてしまうかも・・・
- ガマンができなくなってしまうかも・・・
と心配になってしまいますが、一旦親の気持ちは横に置いておきましょう。
動揺して反応しすぎない
子どもが学校に行きたくないと言っても、親が動揺して反応し過ぎないように気をつけましょう。
親が焦らず冷静に対応することで、子どもも安心感を持つことができます。
子どもを観察する
休んだ日から、子どもの表情や日常の様子をこっそり、じっくり観察してみてください。
親が子どもの本当の気持ちに気づくことが、解決への第一歩になるかもしれません。
行きたくない理由を無理に聞かない
子どもが学校に行きたくない理由を話したがらない場合、無理に理由を聞くことは厳禁です。
問い詰めたり、怒ったりすると、余計に話してくれなくなります。
それだけでなく、親子の信頼関係までこわしてしまう可能性があります。
待つのは難しいですが、自分から話してくれるまでガマンですよ。
それに、小学校低学年の場合、ハッキリとした理由が分かっていない場合も多いんです。
また、理由はあるけど、うまく言葉に表すことができない子もいます。
接し方を変えない・特別扱いしない
子どもが学校に行きたがらないからといって、特別扱いや今までと接し方を変えるのはやめましょう。
腫れ物に触るような接し方になってしまっていませんか?
特別扱いは逆に子供のプライドを傷つけることもあるんですよ。
好きなことをやらせる
学校に行くことが難しい状態の時は、YouTubeでもゲームでもまずは好きなことを自由にやらせてあげてください。
学校に行けなくなってしまっている状態は、電池切れのような状態です。
まずは体と心を十分に充電させてパワーを貯めることが最優先ですよ。
カラダと心に元気が戻ってくれば、次の段階へ進むことができます。
ただし、この時注意して欲しいのは、家庭内で決めているルールをしっかり守ることが大切です。
例えば、
- 朝になったら起きる
- 夜はきちんと寝る
- ごはんを食べる
- お風呂に入る
などです。
小学校低学年くらいの子なら、早寝早起きなど、基本的な生活習慣をなるべく崩さす過ごすこともできるかと思います。
出かけてみる
少し元気が出てきたなと感じたら、子どもを連れてお出かけしてみてください。
公園でもいいし、ショッピングでも、美味しいものを食べに行くのもいいかもしれません。
ただし、ここでも本人が行きたくないなら無理に行かなくていいです。
小学校低学年の子でも、自分が学校に行っていないことが「いいことではない」と思っています。
こんな時間に出かけてていいのかなと、本人が周りの目を気にするようなら、ムリせず家で楽しめることをしましょう。
学校・スクールカウンセラーに相談する
まずは、学校や担任と子供の状況を共有しましょう。
場合によってはスクールカウンセラーと面談をすることで、良い方へ向かう場合もあります。
担任の先生も、熱心な先生だと毎日電話をくれて子どもの様子を聞いてくれることがあります。
気にかけてくれて嬉しい反面、毎日だと対応する親も大変ですよね。
そんな時は電話はいりませんとハッキリ断っていいんですよ。
先生からの電話で親が精神的に追い込まれてしまう場合もあるので。
市の支援を受ける
学校に行かない状況が続く場合、地域にあるサポートセンターに相談することも検討してみましょう。
子どもの発達支援センターや、福祉施設など、市が提供するサービスで専門的なアドバイスをもらえることもあります。
また、親の立場に立って親身に話を聞いてくれます。
不登校児童の数は年々増えていますが、地域によっては学校に数名しかいないような状況もあります。
相談できる人がおらず、親が孤立してしまう心配があります。
そんな時に、相談できる場所をいくつか確保しておくと、辛い時にただ話を聞いてもらうだけで救われることもありますよ。
また、地域に不登校の「親の会」があることも多いです。
親の会では、自分と同じような境遇の人や、不登校を乗り越えてきた人交流することができます。
交流していく中で、気持ちが軽くなったり、新しい気づきがあると思います。
不登校小学校低学年のまとめ
不登校になる可能性は誰にでもあります。
「学校に行きたくない」と言われた時に動揺しないために、知っておきたい親の対応9選は下記です。
- ゆっくり休ませる・無理に行かせようとしない
- 親が過度に反応しすぎない
- 子どもを観察する
- 行きたくない理由を無理に聞かない
- 接し方を変えない・特別扱いしない
- 好きなことをやらせる
- 出かけてみる
- 学校・スクールカウンセラーに相談する
- 市の支援を受ける
学校に行きたくないときは、子どもの中のエネルギーがなくなってしまっている状態です。
親としてまずは、子どものエネルギーを満タンにしてあげてください。
学校へ行くことより、子どもとの信頼関係をしっかりと築くことの方がよっぽど大切です。
いま学校へ行けていなくても、子どもが元気なら大丈夫!!
元気が出てきたら自分で次のステップへ進んでいきますよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント